天涯庵現代について

天涯庵現代は美術と美術を取り巻く出来事の展覧会・イベントを非営利的に企画運営するオルタナティヴスペースです。

天涯庵は2012年福岡市中央区、水と緑の豊かな地、大濠に生まれました。これまではアートと社会を繋ぐという理念のもと、美術館、教育機関、医療機関、地域社会等と連携、協力し様々な活動を行ってきました。美術家片山雅史の行うアートプロジェクト、ワークショップ、講演会等の活動をベースに、都市社会におけるコミュニティー活性や高齢化社会の課題にむけたアートプロジェクト、消費社会について考えるアートワークショップ、また芸術における伝統と革新性について考える連続講演会、ワークショップなどの企画運営に協力してきました。

そして2021年、世界中が向き合うコロナ禍の中、人の力、アートのもつ創造性をリアルに確かなものとして伝える必要性を強く感じ、場としての天涯庵現代を発足します。

天涯とは遥か遠く、天の果てを意味する言葉ですが、短期的な考えや目先のこと、日々の煩悩にとらわれることなく、遥か彼方に志を置き、既存の芸術の価値に縛られることのない刺激的な場になることを願っています。

天涯庵主

2021